中学2年 1学期期末テスト理科 電気 電圧計の読み方
苦手になりがちな「電圧計の読み方」を基本から解説!
オームの法則の単元に出てくる「電圧計の読み取り」は、理科の中でも間違いやすく、つまずく人が多いところです。
「メモリが2つもあって、どっちを見ればいいかわからない…」「目盛りの読み方が混乱する…」
そんな声に応えるために、今回は電圧計の読み方を基礎から丁寧に説明していきます。
まずは例題で確認してみよう
【問題】
15V端子につないだときの電圧を読み取れ。
【答え】
10.5V
電圧計の目盛りを正しく見るコツ
電圧計の文字盤には、たいてい2つの数字が書かれています。たとえば上に「15」、下に「3」など。これは、使う端子によってどちらを見ればよいかが変わるのです。
一番大事なのは「問題文にどの端子を使ったと書いてあるか」です。
- 300V端子 → 下の「3」の目盛りを見る
- 15V端子 → 上の「15」の目盛りを見る
- 3V端子 → 下の「3」の目盛りを見る
つまり、今回の問題では「15V端子」と書かれているので、上の「15」の目盛りを見ればOKというわけです。
決めたら、もう片方の目盛りは無視して構いません。
次に目盛りの細かさを確認しよう
次に迷いやすいのが「1目盛りがいくつを表しているのか」という点です。実はこれも端子によって決まっています。
- 300V端子:1目盛り 10V
- 15V端子:1目盛り 0.5V
- 3V端子 :1目盛り 1V
たとえば、15V端子では1目盛り0.5Vなので、針が「21目盛り目」にあれば、0.5 × 21 = 10.5V となります。
よくある間違い防止のコツ
最後に、覚えておくと安心なコツを紹介します。
- 300V端子につないだら答えは300Vを超えない
- 15V端子につないだら答えは15Vを超えない
- 3V端子につないだら答えは3Vを超えない
もし計算して答えが範囲を超えてしまったら、どこかで読み取りミスをしている可能性が高いので、もう一度確認してみましょう。
まとめ
電圧計の読み取りは、ポイントを押さえれば決して難しくありません。
- まずは「どの端子か」を確認する
- 対応する目盛り(上か下か)を選ぶ
- 1目盛りの値を確認して計算する
この流れさえ守れば、必ず正しく読めるようになります。
何度か練習問題を解くうちに自然と慣れていきますので、焦らず一つ一つ確認していきましょう。
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