あら、こんな意外な方法でやる気があがってます

今日は、前回休んだ子の補習授業。

その子供は、順位も下位で、勉強が苦手な子。

そして、何より、やる気が感じられない。

今までに、褒めたり、叱ったり、とにかくやる気を引きしてもらえる方法を実践した。しかし、皆無。

正直頭を悩ませていた。

「う~ん…どうするか…」

今は夏休みである。その生徒は男の子。外はまだ明るい。

ひとしきり教えた後、あまりの天気の良さに

「よっしゃ、キャッチボールしようぜっ!」

と誘い、休憩中に一緒にキャッチボールをすることにした。

『好きなマンガとかあるとね?』

「ワンピースが好きです」

『おっ、先生も読みよるよ。サンジのところがいいよね』

「僕は、チョッパーのところが好きです」

たわいもない話10分ほどしながら、ひとしきり投げ終え部屋に戻り、また勉強を始めた。

すると、驚くべきことがおこった。

質問をいくつもするのだ。

えっ、何、このかわりよう!?

嬉しさと、驚きで、教えることにも力が入る。

どんどん進んでいく。

生徒自身「よっしゃー」

といいながら問題を解いる。

本当に、何があったんだ状態。

帰りには、「よーし、宿題忘れんように、家に着いたら早速しよう!」(この子は、よく宿題を忘れる子である)

といって帰って行った。

本当にパルプンテである。

ここまで、やる気を出してくれたのはなぜだろう…。

きっかけは、キャッチボールでのたわいのない話。

それだけである。

今回のこの出来事を踏まえ、私なりにまとめてみる。

子供にとって、成績を上げたいからやる気を出す子もいればそうでない子も実際いる。

褒めて自分はできることを確認させて、やる気を出させようと努力していたが、思うように上がらなかった子供がいる。

今回、偶然ではあるが、生徒とコミュニケーションをとることで、やる気を出してくれた。

子供は、コミュニケーションをとることで、私を少し信頼してくれたのかもしれない。

「この先生、まぁ、悪い先生ではないのかも…」と思ってくれたのかもしれない。

「まぁ、僕のために色々今までしてくれたし、たまには、がんばってみてもいいかな。」

なんて思ったのかな??

やる気をだすきっかけは人それぞれ。動機もそれぞれ。

今回、コミュニケーションが信頼につながり、そこからやる気をひきだすことができたと心に留めることにした。

まとまっていませんが、今回のこの出来事は、いままでの考え方の見直しを与えてくれるきっかけとなるだろう。


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白石泰宏プロフィール


白石泰宏(しらいしやすひろ)1980年生まれ。国立熊本電波高専電子工学科卒業後、航空自衛隊に勤務。退官後、海外に15か月の留学。家庭教師、大手・個人塾講師を計3校経てひまわり教室を開校
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