始めの一歩
なまった体を鍛えなおすため、友達とゴルフを始めた。
-初日-
『よっしゃ、タイガーに追いついてやろっかね!』と、素人2人、目標を高く持つ。
わき締めて、ボールみて『ムンッ!』
スカッ 『…ん? … もういっちょ!ムンッ!』
スカッ 『ん?ん?』
打ちっぱなしなのに、打ちっぱなせない。素振りの練習に来ているわけではないのだが…
『こんちくしょっ!』と気合いいれてもスカッ。
『なんじゃこりゃ~』
初めての体験というのは、現実を知るいい機会である。タイガーさんをはじめ、石川君や横峰さん達がいかに凄いか分かる。なんでもやってみないとわからない。
“一度始めたら最後まで”という言葉がある。
一度始めたら最後までやり通そう。中途半端では物事は身につかない。という誰しもが知っている言葉だ。
「確かにそう!わかります。わかりますとも言っている意味は。ただね、ただねぇぇ…」
そう、大変なんです。大変なんです、それは。
最後までやり通すカクゴが必要になる。それを思うとムニャムニャムニャ。
行動力のある人、意志の強い人ならば、ズンズン進んでいける。しかし、ほとんどの人はそうでない。
「ダイエットするぞ!」と、ケーキを我慢… …する?してみる? いや、ストレスになるから来年がんばろう。
「健康のためにウォーキング!」冬に始めれば寒い…夏に始めれば暑い…。春秋を待つ間に、ウォーキングをしようとしていたことを忘れている。
“してみよう”と思っているんだけど、なかなか行動に移せないこと、よくありませんか?
そこで“一度始めたら最後まで”というフレーズを考えから外してみてはどうだろう。すると、その逆も見えてくる。
“とりあえずやってみよう”
そう、とりあえずやってみることで、新しい発見は間違いなくある。
三日坊主でもいいじゃないか!
続けれないことを考えて何も行動しないより、ずっといい!
とりあえずのはずが、意外に面白くって続いていくこともある。
続けれない心の弱さに自己嫌悪感を抱くこともあるだろう。でもそこは自分に優しく!一歩目を踏み出せたことを評価する。そう考えてみる。2日間やってみた。けど…。でもいいのではないか。一歩目を踏み出せた“行動力”にカンパイ!
とにかくやってみる。その後のことは後で考える。それも何かと楽しいのではないか?
最近、朝晩涼しくなってきました。秋です。スポーツの秋、読書の秋。何かを始めるにはいいタイミングです。今まで心の中にためてある“してみよう”と思っていること、さっそくやってみませんか?
“考えて行動”もいいけれど、時には“行動して考える”。
いかがでしょうか?