読書感想文『しつけの習慣』

「しつけの習慣」  多湖 輝著

まず、この「しつけの習慣」という本を選んだ理由は、

  • 生徒の基本的な接し方、しつけを少しでも身に着けたいと思ったことと、
  • 項目の一つにあった“子供を伸ばすほめ方・しかり方の知恵”

に非常に興味がわいたためである。

  • 励ましやほめ言葉は、毎日繰り返すほど効果がある。
  • 次に “「あなたは…」ではなく「私は…」で叱るとうまくいく”

今回、特に気になった2点についてまとめる。

励ましやほめ言葉は、毎日繰り返すほど効果がある。

まず、“励ましやほめ言葉は、毎日繰り返すほど効果がある”について。

自信のない子”に対して励ましたり、ほめられたりするときはその場限りでなく毎日毎日繰り返すことが大切。
プラスの暗示とは信じ込ませること、思い込ませることから始まる。だから「あなたはやればできるんですよ」と単発にいってプラスの暗示を期待するのは無理。
たまに働きかけるだけでは、その場は良いが暗示までは行かない。
間を置いて時々言われると(あなたはできるのよ)、そのものが信じられなくなり、逆に不信感を抱くことになる。

と書かれてある。

たしかに言われてみればもっともなことだ。改めて実感する。

自分の考えとしては、生徒を毎日ほめると、生徒自身がほめられることになれてしまい、「あぁまた先生言ってるよ」と感じられ、だからこそ、生徒のモチベーションをあげるには時々がいいのと思っていた。

ほめられて悪い気はしない。ほめられ続けても悪い気はしない。が、ほめ続けるということが作業的になる恐れがある。

今まで褒めるときに作業的に言っているつもりはない。本当にすごいと思うから言っている。

ただ、この項目について言うんなら、単発で終わっている気がする。特に上位の生徒。ついつい解けて当たり前、そんなことを考えていたかもしれない。
 

「あなたは…」ではなく「私は…」で叱るとうまくいく

例として

  • A 「給食は残さず食べなさい」
  • B 「給食は栄養のバランスを考えて作ってあるから、あなたの体のためにも、お母さんはちゃんと食べたほうがいいと思うんだけど」

が挙げられていた。。

この二つの言い方、「言い方を帰ることで、子供は不思議なくらい素直に耳を傾ける。」とある。

これを自分なりに応用して考えてみた。

  • A 「書いて覚えなさい!」
  • B 「先生は書いてみたら覚えやすかったよ。」
  • A 「静かにしろ!」
  • B 「皆も勉強してるんだから、集中させたほうが先生はいいと思うんだけど」
  • A 「この勉強法を身につけなさい」
  • B 「先生はこういうふうに勉強したら成績が上がったよ」

この方法をとりいれると生徒自信が考え、気付き、成長してくれそうな気がする。

やらされているわけではないので、その場だけでは終わらず、しいては勉強する意味も考えてくれるかもしれない。

将来的にも自立し、大きな大人になるかもしれない。

そんなにうまくいくかどうかは分からないが、理想は大事だと思う。

今後こういった、生徒をのせる言い方を身に着けてさらに勉強が楽しめるようはからっていきたい。

生徒の立場、自分たち大人にも言えることだが、“させられる”ということは自立心、好奇心をなくしていく恐れがある。

塾内においても生徒にやる気を出させるということができれば、多くの能力を引き出すことができるであろうと考える。

本には多くのこと、ためになることが書いてある。
ただ、自分の能力的に一度に吸収してもしきれない。
だから、今回2つに絞った。それを実行し、自分のものにすることで、さらに生徒に近づけることができらたと思う。


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白石泰宏プロフィール


白石泰宏(しらいしやすひろ)1980年生まれ。国立熊本電波高専電子工学科卒業後、航空自衛隊に勤務。退官後、海外に15か月の留学。家庭教師、大手・個人塾講師を計3校経てひまわり教室を開校
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