前期試験や私立面接の必勝ポイント３つ（失敗から学んだ私の体験談）
「実は私、映画に出たことがあるんです！」
こう言うと多くの人に「すごい！」と驚かれるが、正直に言うと……その裏では
“不合格の山” を築いていた。てんこ盛りに築きまくってた。
映画のオーディションには筆記試験はなく、すべてが“面接”のようなもの。
合格を勝ち取るためにどれだけ練習しても、それでも落ちまくるのが現実。とくに、私には光るものがなくって…よっ、この大根役者！
海外で生活していた時に役者活動していたので、言葉の壁で失敗することもあった。
シンプルな質問の意味すらわからないこともあれば、自分の答えが相手に正しく伝わっているのか不安で仕方ないこともある。
それでも挑戦を続けていたからこそ、最終的には映画に出演するチャンスを掴めたんだと思います。
そして、その経験があるからこそ、高校受験の面接についてもお伝えできることがあると思うんです。
面接の基本は中学校の先生がしっかり指導してくれると思うので、ここでは
「学校の先生とはちょっと違う角度からの、少し変わった面接のコツ」
をご紹介したいと思います。
オーディションに落ちまくった人からの面接のアドバイスなんていらないかもしれないが、それでも一つ二つでも役を勝ち取るというのはすごいんだよ！って暖かい目で見てもらえれば嬉しい。
① 第一印象は「3秒勝負」
オーディションでも面接でも、最初の3秒が命。
私の失敗談として、つかみは大事だろうと思っていて、オーディション会場に入るときに“ウケを狙った登場”をしたことがある。記憶にもとどめて欲しくってね。
ハローエブリバディ。アイム、パーフェクトアクター。これが私の使ってたツカミです。
キャスティングディレクターと知り合ったときに彼に言われたのが、そういう勘違いをする役者は意外と多いそうです。
「入口はちゃんとした方がいい。ウケを狙う必要はない。」
と彼からいただいたアドバイス。
私は、ウケを狙って入室しても、面接官は愛想よく笑ってくれるので「つかみはOK！」って思っていたのですが、実際には心の中で「はいはい、またこのタイプね」と思われているそうで……。
やっぱり最初は礼儀正しい方がグッド！とのことでした。
高校受験の面接で言えば、次の3つ＋笑顔が“最初の3秒”を作ります。
- 「失礼します」の 発声
- ドアから椅子までの 数歩の歩行
- 椅子に座るときの 着座の姿勢
＋笑顔（この3動作に乗せる）
ここまでがだいたい3秒ほど。
この動作を笑顔に乗せて行うのは、実は結構難しい。
「挨拶・歩き方・姿勢・笑顔」——たったこれだけを意識するだけで、面接官は『この子は感じがいいな』と思ってくれて、自然とポイントアップにつながります。
