塾に行かなくても伸びる教科、社会。覚える力が武器になる!

社会は覚えるだけ――だからこそチャンス!

「社会の勉強って、結局は暗記ですよね?」

――その通りです。社会は“覚えたもん勝ち”の教科です。

「そんなの、あたりまえじゃないですか!」

そう思う人もいるかもしれません。でも、この「あたりまえ」を、実際にやりきるのが案外難しいんです。

社会は“努力が結果に直結しやすい”教科

社会で点数を取るための方法は、誰でも知っています。問題は「覚えればいい」こと。ただ、それがなかなかできない。知っていても、やらない人が意外と多いのです。

塾に通っておらず、家でもほとんど勉強していないという子がいたとしたら、私は迷わずこう伝えます。

「まずは社会に力を入れてごらん」

なぜなら、社会は自分ひとりでも点数を上げやすい教科だからです。

たとえば数学や英語の勉強をしていると、必ず“わからないところ”にぶつかります。そこからやる気が失われてしまう子も少なくありません。途中で立ち止まってしまうのです。

でも、社会は違います。ただ覚えればいい。公式も計算もなく、難しい英文を読む必要もない。ただひたすら、用語や内容を覚えていく。

自分ひとりでも、やった分だけ点数に反映される。だからこそ、「やればやっただけ成果が出る教科」なんです。

そして、その結果が“自信”につながります。

「自分でもできた!」という達成感は、勉強に対する前向きな気持ちを生み出します。その積み重ねが、他の教科へのやる気や自信にもつながっていく。社会をきっかけに学習のサイクルが回り始める――そんなケースも、実際にたくさん見てきました。

さらに上を目指すなら「教科書の隅々」まで

すでにある程度の点数が取れている人が、「もっと上を目指したい」と思うなら、やるべきことは明確です。

“教科書の隅から隅まで、きっちり覚える”

「隅から隅まで」というのは、ただ本文を読むだけではなく、ページの端にある小さな文字の解説、写真のキャプション、図やグラフの情報までしっかりチェックするということです。

実は、こうした“ちょっとした部分”から出題されることも少なくありません。問題を作る先生の立場で考えると、目立つ太字部分だけでは差がつきにくい。だからこそ、小さなポイントに注目してくるのです。

さらに、テスト範囲表をよく見ると、「教科書をよく読んでおくこと」といった注意書きがある場合もあります。先生からのヒントとも言えるこのメッセージ、見逃さずに受け取りましょう。

また、教科書の内容を整理する意味でも、ノートにまとめたり、覚えるべきポイントを自分で書き出すのはとても有効です。インプットとアウトプットの両方を繰り返すことで、知識がより確実なものになります。

最初の一歩は「覚えると決めること」

社会の勉強は、特別な才能も、高価な教材も必要ありません。ただ、「やる」と決めて、やりきること。

そして、何よりも大切なのは「小さな成功体験」を重ねることです。

まずは1ページ分だけ覚える。次は1単元。そして1章。

やってみたら、意外と覚えられる。点数が上がると、嬉しい。そして「もっとやってみよう」と思える。

そうやって、小さな成功体験が積み重なれば、勉強に対する苦手意識も自然と薄れていきます。

社会は、がんばり次第で誰でも得点源にできる教科です。

「自分には無理かも…」なんて思わずに、まずは目の前の一つの用語から、覚えてみませんか?

そして気がつけば――

「社会、ちょっと得意かも」

そんな自分に出会えるかもしれませんよ。


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白石泰宏プロフィール


白石泰宏(しらいしやすひろ)1980年生まれ。国立熊本電波高専電子工学科卒業後、航空自衛隊に勤務。退官後、海外に15か月の留学。家庭教師、大手・個人塾講師を計3校経てひまわり教室を開校
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