中学理科 雲一覧
中学理科 雲一覧
雲って、こんなに種類あったの!?
〜空を見上げるのがちょっと楽しくなるページ〜
このページの図を見れば、あなたも“空博士”の仲間入り。
散歩や通学途中、つい空を見上げてしまうかもしれませんよ。
雲って、一体いくつ種類があると思いますか?
…え?「白い雲」と「黒い雲」だけ?実はそれ、よくある勘違いなんです。
実は、気象の世界では雲は大きく10種類以上に分類されているんです!
「上層」「中層」「下層」という3つの高さゾーンに分かれていて、それぞれに特徴的な雲たちが生まれているんですよ。
その1:雲界の貴族、上層雲(5000〜13000m)
ここは飛行機が飛ぶような高さ。
このゾーンの雲はなんといってもオシャレさん。
- 巻雲(けんうん):「すじ雲」とも呼ばれます。細〜く伸びた姿は、まるで空に描かれた筆の跡。
- 巻積雲(けんせきうん):通称「うろこ雲」や「いわし雲」。魚の背中みたいな模様で、秋の空に多いです。
- 巻層雲(けんそううん):「うす雲」とも。太陽や月のまわりにモヤ〜っとかかってたら、たぶんこれ。
※上層雲たちは見た目が繊細で美しく、まるで空のジュエリー。見かけたらちょっとラッキーかもしれません。
その2:働き者の中層雲(2000〜7000m)
中間管理職的ポジションにいる雲たち。とにかく、気配りタイプ。
- 高積雲(こうせきうん):「ひつじ雲」とも呼ばれるモコモコの群れ。空のファッションリーダー。
- 高層雲(こうそううん):「おぼろ雲」。日差しを柔らかくしてくれるので、午後の散歩にぴったり。
- 乱層雲(らんそううん):「雨雲」。こいつが来たら洗濯物はOUT。恨み節が聞こえてきそうな存在。
その3:地に足つけた下層雲(〜2000m)
最も身近な雲たち。庶民派で親しみやすさナンバーワン。
- 層積雲(そうせきうん):「くもり雲」。今日もやる気ない空模様の正体。
- 層雲(そううん):「きり雲」。朝の通勤・通学をやたらと幻想的にしてくれるアーティスト気取り。
- 積雲(せきうん):「わた雲」。THE雲! 子どもの絵には必ず登場。
- 積乱雲(せきらんうん):「雷雲」「入道雲」などとも呼ばれる、空のボスキャラ。迫力満点、でもちょっと怖い。
雲を知ると、空がもっと面白くなる!
「あ、今日の雲、うろこ雲だ!」
「積乱雲きてるから、夕立くるかも!」
なんて会話、ちょっとかっこよくないですか?
次に空を見上げたとき、そこにいるのは、ただの雲じゃない。
名前のある、個性豊かな空の住人たちです。
詳しくは、http://www.nahaken-okn.ed.jp/sikin-es/H14web/kumo/kumo.htm のサイトをご覧ください。